※日経トレンディ2018年7月号の記事を再構成

罪悪感ないス!――。「カップヌードル ナイス」ヒットの要因は、健康系食品はこうあるべしというイメージを打ち壊し、“罪悪感”という本音にフォーカスしたことに尽きるだろう。2017年4月10日の発売から39日で販売累計1000万食を突破し、初年度は2500万食以上を販売。濃厚な味わいなのに脂質50%オフ、糖質40%オフ、低カロリーと、相反する価値を両立させた。「ヘルス&ウェルネス食品市場は約3兆円もあるのに、飲料がほとんど。加工食品で何かできれば」(日清食品マーケティング部 第1グループの渡邊豪マネージャー)という思いで始めた。

カップ麺好き男性をターゲットに “罪悪感”という新需要を発見(画像)
カップ麺好き男性をターゲットに “罪悪感”という新需要を発見(画像)
カップ麺好き男性をターゲットに “罪悪感”という新需要を発見(画像)
渡邊 豪氏
マーケティング部
第1グループ マネージャー

2002年4月、日清食品に入社。開発研究所やマーケティング部、広域営業部などを経て、14年9月に再びマーケティング部に。16年3月からカップヌードルを担当

 健康系カップ麺というと、女性やシニアをターゲットにしたものが多い。同社も低カロリーを売りにした「カップヌードルライト」や、「ラタトゥイユ」「バーニャカウダ」「海老のビスク」など女性が好きそうな味をそろえた「カップヌードルライトプラス」を投入していた。ただ、カップ麺市場は毎週1個以上のペースで買う人が約6割とヘビーユーザーが支えている。そこでカップヌードルユーザー“ど真ん中”の30~40代男性をターゲットにした。

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