新型コロナウイルス禍で「おうち時間」を大切にしたい消費者に、人気が高まっている高価格帯の入浴剤。花王の「バブ MIRAI beauty ネロリ&ゼラニウムの香り」と、バスクリン(東京・千代田)の「アーユルタイム ネロリ&レモンの香り」を取り上げ、どちらのパッケージデザインが魅力的に映るかを調査した。

A:花王/バブ MIRAI beauty ネロリ&ゼラニウムの香り、B:バスクリン/アーユルタイム ネロリ&レモンの香り
[画像のクリックで拡大表示]

 高価格帯(1001円以上)の入浴剤の人気が上昇している。インテージSRI+によると、2018年10月~19年3月における高価格帯の入浴剤は全体の8.9%(販売金額ベース)を占めたが、21年10月~22年3月では12.1%まで上昇した。新型コロナウイルス感染症拡大(以下、新型コロナ)の影響もあり、消費者の「おうち時間を大切に過ごしたい」という思いが年々高まっているためだと考えられる。

 今回は、高価格帯の入浴剤として花王「バブ MIRAI beauty ネロリ&ゼラニウムの香り」(A)と、バスクリン「アーユルタイム ネロリ&レモンの香り」(B)のパッケージデザインを比較した。AとB「どちらの商品を買いたいか」(Q1)と聞くと、全体ではAが36.3%、Bが63.7%だった。

 Aは、花王「バブ」ブランドから発売。21年9月から一部店舗と一部ECサイト限定で販売している。汗をかきながら肌にうるおいを与える「ふんわりやわ肌」、古い角質やざらつきにアプローチする「つるすべ肌」の2タイプがある。さらにそれぞれ「レモングラス&ローズの香り」「オレンジフラワー&ジンジャーの香り」「ネロリ&ゼラニウムの香り」「ベルガモット&カモミールの香り」の4種類がある。パッケージには、輝くようなオーロラカラーを使用。ふんわりやわ肌タイプのパッケージは暖色系で、つるすべ肌タイプは寒色系だ。パッケージデザインは四角形のフレームの中に「MIRAI beauty」のロゴを配置している。

 Bは、バスクリンが「自然の恵みを感じて、健やかな毎日をサポートする」ブランドとして18年9月に発売し、20年7月にリニューアルした。香りは全6種類で「ネロリ&レモンの香り」「カモミール&クラリセージの香り」「ユーカリ&シダーウッドの香り」「レモングラス&ベルガモットの香り」「ラベンダー&イランイランの香り」「フランキンセンス&サンダルウッドの香り」がある。パッケージデザインは「自分と向き合うシーン」をシンボルとして設定し、中央にはヨガをする人のシルエットを配置した。パッケージの色合いは香りごとに異なる。

 バスクリンでは新型コロナの影響でアロマタイプの入浴剤が売り上げを伸ばしており、アーユルタイム全体の販売金額は新型コロナ前後で約2.2倍に伸長した(19年と21年の1~12月を比較、インテージSRI+調べ)。「外出制限などで閉塞感を抱く人が増え、『香りで気分を変えたい』というニーズが上昇していると感じる」(バスクリン商品企画部企画課の鈴木花恋氏)

2020年8月には、6タイプの香りを詰め合わせたアソートセット「アーユルタイム シックスタイムズコレクション」も販売(880円、税込み)。試しやすいと好評で、アーユルタイム全体の21年の販売金額ベースのシェアは前年同期比で約2倍と大きく伸長した(20年10月~21年3月と21年10月~22年3月を比較、インテージSRI+調べ)
2020年8月には、6タイプの香りを詰め合わせたアソートセット「アーユルタイム シックスタイムズコレクション」も販売(880円、税込み)。試しやすいと好評で、アーユルタイム全体の21年の販売金額ベースのシェアは前年同期比で約2倍と大きく伸長した(20年10月~21年3月と21年10月~22年3月を比較、インテージSRI+調べ)
[画像のクリックで拡大表示]

この記事は会員限定(無料)です。