2018年春発売の568商品のパッケージデザインを調査。20代女性と50代男性が好むパッケージを割り出した。男性よりも女性のほうがパッケージデザインの好き嫌いの差が大きく、世代が上がるほど保守的になる。調査においてはこうした傾向を把握しておくことが重要だ。

 パッケージデザインの印象についてアンケート調査をする際、調査対象となる性別や年代、商品カテゴリーによって結果に一定の傾向が出ることがある。その傾向を把握することは、調査結果を正しく評価するうえでとても重要である。

 なぜならば、その評価のスコアが高いか低いかを見るとき、年代や性別による傾向を知っていれば、それを勘案してスコアを補正することができるからだ。そして、どのターゲットの評価を高めるべきかについて、正しく判断できる。

 例えば、ある企業が自社商品Aのパッケージデザインについて調査したとする。その結果、20代女性には評価されたが、それ以外の調査対象は20代女性ほどはデザインを評価しなかった。この企業が、幅広い年代の男女に訴求したいと考えている場合、20代女性以外のデザイン評価を高める必要があると判断するかもしれない。

このコンテンツ・機能は有料会員限定です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
この記事をいいね!する