ビールの定義拡大を受け、キリンビールが2018年6月5日に発売した「グランドキリン 雨のち太陽、ベルジャンの白」(A)と、アサヒビールが同年4月17日に発売した「アサヒ グランマイルド」(B)のパッケージに対する印象を調査した。後編では、新ビールのパッケージを見てどの部分を評価したかを聞くほか、デザインがどのような印象を与えたかを自由コメントから分析する。

酒税法改正から生まれるデザインの新傾向 後編(画像)
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 パッケージのどの部分を見て買いたいと思ったかを聞いた(Q4)。Aは、「『雨のち太陽、ベルジャンの白』のロゴ」が44.8%、「水彩画のようなグラフィック」が27.9%、「全体的な色合い」が19.5%と続く。

 Aのロゴは、「雨」の字に雨傘と雨粒を組み込んだり、「太」の字の点を太陽のような円形に置き換えたりして細部に工夫が見られる。そのロゴの背景を白い雲のような白抜きにして視認性を高めている。ビール缶のロゴは英文字が比較的多いため、Aは売り場で目立つに違いない。

 一方、Bは「全体的な色合い」が44.5%、「『Asahi GRAN MILD』のロゴ」が26.0%、「『アルコール分7%』の表記」が13.0%だった。同社のプレミアムビールの定番カラーである濃い青とゴールドという色の組み合わせの支持者は多い。「アルコール分7%」の表記が支持されていることから、高アルコールビールをゆっくり飲みたいというニーズがそれなりにあることが分かる。