ヒノキ風呂や掘りごたつがある客室に、1両全体を2人で独占できる「世界最小定員」の車両──。もはや鉄道車両とは思えないほど贅を尽くした「クルーズトレイン」が、東京と大阪から相次いで走り出す。JR東日本の「TRAIN SUITE(トランスイート)四季島」と、JR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」だ。クルーズトレインとは、移動を目的とするのではなく、車中泊しながら観光地を周遊する列車のこと。13年にJR九州が運行を開始した「ななつ星in九州」は大成功を収め、今なお抽選に当たらないと乗れない状態が続く。ツアー代金は1人当たり数十万円。そこまで高額でも人々を引き付ける魅力が、鉄道の旅にはある。

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