事業部門それぞれが広告予算を持ち、個々に広告を出稿するために、例えば、複数の部門が同じキーワードで検索連動型広告を重複出稿して、“競合”してしまう──。ネット広告運用で、こんな縦割り組織の落とし穴に、足を取られている企業は少なくないのではないか。この難題に組織改革をもって臨み、ネット広告の全体最適化に挑んでいるのがヤマハだ。この春、楽器やオーディオ製品の販売とマーケティングを担当する子会社ヤマハミュージックジャパン(東京都港区)を設立。同社のWEB・CRM推進課という組織に、ネット広告の出稿窓口を一本化した。その結果、同課を中心に、部門横断でネット広告の効果測定をして、消費者ごとに最適な広告を効率的に配信する体制が整いつつある。
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