江端浩人氏(7月24日、日経BP社主催イベント「モバイル&ソーシャルWEEK 2012」で講演した際に撮影)

 日本コカ・コーラに在籍していた江端浩人氏が、9月1日付で日本マイクロソフトに移り、業務執行役員セントラルマーケティング本部長に就任した。江端氏は前職の日本コカ・コーラで、インターラクティブ・マーケティングバイスプレジデントとして、メーカーCRM(顧客関係管理)サイトの先駆けといえる「コカ・コーラ パーク」の立ち上げ、会員数の急拡大などに貢献した。

 セントラルマーケティング本部は、法人向け事業のマーケティングコミュニケーション(マーコム)支援、消費者向け事業のマーコム支援、企業サイトやソーシャルメディアなどを担当するオンラインマーケティング、これら3業務推進のための社内インフラ構築・運営部門の主に4つのグループで構成される。現在、約30人の規模である。

 江端氏は、同社執行役のマーケティング&オペレーションズ ゼネラルマネージャーであるマイケル・ビール氏にリポートする立場となる。日本マイクロソフトは、「これまでの経験を生かした活躍を期待していますが、BtoC(消費者向け)、オンラインに特化した業務の担当ではありません」としている。

 江端氏は、伊藤忠商事宇宙・情報部門、ITベンチャー企業のデジプリの創業を経て、2005年に日本コカ・コーラに入社し、インターラクティブ・マーケティング統括部長を務めた。2011年1月にバイスプレジデントに昇進。コカ・コーラパークを同社ブランドのポータルサイトとして2007年6月に立ち上げ、2011年3月の登録会員数で累計1000万人超への成長を支えた。その規模を生かした広告事業を手がけ、他社とのコラボ企画も数多く実現した。

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