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昨年12月の発売からまだ日は浅いが、既に発行部数4万5000部を数える書籍『SHARE』。かつての隣近所の物々交換が、ソーシャルネットワークというパワーを得て、“ネット上での顔見知り”という信頼関係によるシェアへと変貌する可能性を説いている。本誌はこの胎動を、モノ、情報の共有・交換サービスに分類し、それぞれにおける企業のマーケティング戦略を紹介する。そこにFacebook時代の消費スタイルが垣間見える。

【トレンド1】
複数人で使いあう ―― モノの共有

製品は個人で所有しない。複数人で共有してネットを通じて利用申し込みをして、使った分だけ対価を払う。カーシェアリングが典型例

米国のカーシェアリングサービス「Zipcar」は、米国中心に53万人のユーザーが利用
個人間で車を貸し借りできる「CaFoRe」では、ディーラーでの試乗代わりに利用するユーザーもいる
【トレンド2】
知り合いフリマ ―― モノの交換

ブログやSNSを通じた交流で信頼関係を築いた者同士が参加するフリーマーケット。従来型のフリマより安心感があり消費意欲が高まる

若い女性向けのブログサービス「デコログ」が主催したフリーマーケットには、1万2000人以上が参加した
【トレンド3】
ネット助け合い ―― 情報の共有・交換

ネットのコミュニティに参加する人々が持つ、知恵や技術、場所などを共有、交換する。自分の母国語を教え合う語学学習サイトが一例

学習したい言語で日記を書き、ネイティブスピーカー同士で添削し合う「Lang-8」はユーザー数が21万人を超えている
シェアが広がる背景とは?

ソーシャルメディア上の信頼関係、余剰キャパシティ、クリティカルマスがポイントに

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