日経BP社は7月29日、「第1回 日経デジタルマーケティング NEXT CMO AWARD」ファイナル・ラウンド(最終審査会)を実施し、栄えあるグランプリに日本アイ・ビー・エムの山口有希子氏(マーケティング&コミュニケーション コミュニケーション&ブランドエクスペリエンス(広告宣伝・広報・デジタルマーケティング・社会貢献)本部長)を選出した。
山口氏は、「ソードアート・オンライン ザ・ビギニング Sponsored by IBM」という施策を自ら企画・担当し、Twitterだけのイベント告知で応募10万人、3200万インプレッションを達成する、といった成果を上げた。
BtoB(企業向け)事業を展開しているIBMのコーポレートブランディングを目的に、VRMMO(仮想現実大規模多人数オンライン)ゲームを活用するというユニークな発想や、本施策の実現のために自ら予算取りに動いた点などから、本人が次世代のマーケティングリーダーとなる資質を十分に備えていると評価された。
オーディエンス賞も同時発表
また、ファイナル・ラウンドに来場した一般聴講者による投票で、最も多い支持を集めたファイナリスト(最終候補者)に贈る「オーディエンス賞」は、Sansanの石野真吾氏(Sansan事業部マーケティング部兼プロダクト部)に決定した。
「日経デジタルマーケティング NEXT CMO AWARD」は才能と将来性にあふれた次世代のマーケティングリーダーを発掘することで、本人のさらなる成長とデジタルマーケティング全体の発展に資することを目指して、今回、初開催したもの。
一般からの公募と、審査委員による推薦、さらに日経デジタルマーケティングが記事として採り上げた事例など合計100社(約100人)のデジタルマーケティング施策を対象に、7人の審査委員が第1次審査を実施。施策の優秀性と本人の資質との両面で評価をして、ファイナリスト5人を選出した。そして、この5人が7月29日、審査委員と一般観覧者を前に、自らショートプレゼンテーションをし、施策と自らの優秀性をアピール。その出来栄えを基に、審査委員が同日、協議をしてグランプリ受賞者を決定した。
日経デジタルマーケティングは今後も、この「日経デジタルマーケティング NEXT CMO AWARD」を通じて、中堅・若手のマーケティングリーダーが活躍できる場と機会を増やし、デジタルマーケティングを牽引する新しい才能の発掘につなげていく。
最終候補者(ファイナリスト):
石野真吾氏 Sansan Sansan事業部 マーケティング部 兼 プロダクト部稲垣聡氏 ヤッホーブルーイング Brand, Marketing Strategy and Promotion
木村紗希氏 ネクスト HOME’S事業本部 サービス推進部 デジタルマーケティングユニット 集客グループ
玉井博久氏 江崎グリコ 広告部 クリエイティブチーム 兼 アシスタントグローバルブランドマネージャー
山口有希子氏 日本アイ・ビー・エム マーケティング&コミュニケーション コミュニケーション&ブランドエクスペリエンス(広告宣伝・広報・デジタルマーケティング・社会貢献) 本部長
審査委員:
(審査委員長)有馬誠氏 MAKコーポレーション代表取締役社長 兼 アドロール取締役会長(アドロールグローバル副社長)
(審査委員):
横山隆治氏 デジタルインテリジェンス代表取締役
石井龍夫氏 花王 デジタルマーケティングセンター長
森川亮氏 C Channel代表
奥谷孝司氏 オイシックス株式会社 COCO(最高オムニチャネル責任者)/統合マーケティング部 部長
木村奈津子氏 AAE Japan エクスペディア マーケティングディレクター
安倍俊廣 日経デジタルマーケティング編集長