2017年7月に東京ビッグサイトで開催された「第26回 国際文具・紙製品展(ISOT)」。同展で審査された日本文具大賞の機能部門でグランプリを受賞したのが、カール事務器が開発した文具用のはさみ「エクスシザース」だ。1丁7000円(税抜き)という破格の値段だが、“切り落とす”という圧倒的な裁断力と、文具用ながら機能美あふれるデザインが大きな特徴。2017年9月1日から先行販売している東京・銀座にある大手文具店の伊東屋でも入荷早々、品切れが頻発するなど高い注目を集めている。このはさみは伝統的な刃物づくりで知られる岐阜県関市の刃物メーカーが開発に参画。職人の技を生かした手作りのため、大量には生産できない。そうした品薄感に加え、職人がつくる刃物の切れ味が関心を呼び、人気の商品になっている。

このコンテンツ・機能は有料会員限定です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
この記事をいいね!する