地場産業との仕事に力を入れている辰野しずか氏。日本の伝統的なものづくりに強く惹かれるようになったのは、英国の大学でデザインを学んだことがきっかけだったという。「さまざまな国籍やバックグラウンドを持つ人々が集まる中では、自分が自分である前にまず日本人というフィルターがある」(辰野氏)。自分のアイデンティティーを意識させられるとともに、自分のバックグラウンドを説明する必要にも迫られる。「日本のことをちゃんと知っておかなければ」という気持ちが強くなり、茶道や日本庭園など、日本の伝統文化を学ぶようになった。こうした経験が、日本の地場産業とのものづくりにつながっている。
このコンテンツ・機能は有料会員限定です。
有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
- ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
- ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
- ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
- ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー