トヨタ自動車グループのトヨタIT開発センターは1月17日、クルマと連携するIoT(Internet of Things)デバイスを開発するハッカソンイベントを開催する。デバイスのプロトタイプまで手掛けるのが特徴であり、自動車メーカーの取り組みとしては珍しい。今後普及が予想されるクルマ向けアプリの将来像を探る狙いがある。

 「未来のクルマ」の名称で1月17日、同24日、同25日の3日間開催する。グループで未来のクルマの課題はどこにあるのかを議論した上で、後半の2日間でIoTデバイスのコンセプトを固めてプロトタイプまで作成する。ハードウエアはインテルが小型コンピュータのプラットフォーム、電子部品商社が各種のセンサーや基板を提供する。

 デバイスと連携する多数のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を用意しており、データを取得したり、情報を処理したりできる。例えば、協賛する各社から、音楽の認識や管理、音声認識、地図などの情報がAPIとして利用可能だ。トヨタIT開発センターがクルマの加速や位置、ドアの開閉などクルマ自体の情報を提供し、実際のクルマの走行をシミュレートできる。

 トヨタIT開発センターは2014年中に4回のハッカソンを主催している。今後、これらの成果をもとにクルマの運転や活用に関連したアプリのマーケットの開設を検討する。アプリによって安全運転を促したり、ドライブの楽しさを再認識したりすることで、クルマの付加価値を高めたり、若者の利用を促したりする。