製造小売業(SPA)大手の米ギャップと、クレジットカード大手の米ビザは共同で、購買と位置情報を利用したリアルタイムなマーケティングを2011年に本格的に始めた。位置を携帯電話のGPS(全地球測位システム)ではなく、顧客のクレジットカードの利用場所から取得するのが特徴。

 製造小売業(SPA)大手の米ギャップと、クレジットカード大手の米ビザは共同で 、購買と位置情報を利用したリアルタイムなマーケティングを2011年に本格的に始めた。位置を携帯電話のGPS(全地球測位システム)ではなく、顧客のクレジットカードの利用場所から取得するのが特徴。

 あらかじめ同意した顧客に対して、割引クーポンなどを発行する。ギャップの店舗近くでクレジットカードで何かを購入したかなど、設定した条件と顧客の行動が合致した際、携帯電話やスマートフォンのSMS(ショートメッセージサービス)のテキストメッセージを即時に送信する仕組みだ。

 クーポンを発行する条件は、ビザを利用した店舗の郵便番号や購入商品、決済日時など。ビザにとっては顧客がVisaカードを使う機会を増やせるほか、どんな属性の顧客がどんなレコメンドに反応するのか傾向を知ることができる。

 顧客にとっては、GPSを常にオンにしておいて、位置情報を不正アプリなどに不用意に取得されたり、バッテリーが消費したりということが避けられる。SMSを使うため専用のアプリをダウンロードする必要もない。

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