米アイトリアージは、家や街中で救急救命処置などが必要な病人やケガ人が発生した際、最適な医療施設を特定できるサービス「iTriage」を提供している。市民が適切な医療施設を自ら選択することを目的に、救急救命室の医師が開発した。

 米アイトリアージは、家や街中で救急救命処置などが必要な病人やケガ人が発生した際、最適な医療施設を特定できるサービス「iTriage」を提供している。市民が適切な医療施設を自ら選択することを目的に、救急救命室の医師が開発した。

 利用者がPCやスマートフォンのアプリケーションを起動し、画面上の人体模型から病気やケガの部位を指定したり症状を選択したりしたうえで、位置情報を入力する。個人の健康情報を保存しておき、外出先で取り出すことができる「My Triage」と呼ぶ機能で、健康管理歴、保険、好みの医師と設備、使用している薬と用量などを記憶させておき、必要に応じて提示することができる。こうした情報を病院側にあらかじめ送信。救命室のスタッフが治療の準備を行う「ER Check-In」機能もある。

 サーバー側で、患者の症状と位置から最適な医療施設を米保健社会福祉省のデータベースから割り出して表示する。病院の救急救命室の待ち時間をチェックしたり、距離や評価の順で医師を並べ替えたりすることもできる。

 アイトリアージの医療に関するコンテンツはすべて医師が作成しており、米ハーバード大学医学大学院のレビューを受けている。アイトリアージの臨床チームは、利用者から電子メールやアプリのレビューなどを通じて、新しい話題を収集。医療関係の出版物などを定期的に調査し、最新かつ正確なコンテンツとメタデータを維持している。

 医薬品の情報は、一般的に使用されている1000種類以上の市販薬・処方薬に関して米国医療薬剤師会からライセンスを受けて提供している。7500種類のブランドをカバーしており、使用方法、副作用、医薬品と食品の相互作用、年齢あるいは疾病に関する考慮すべき事項などが含まれている。

 アイトリアージは2011年に総合医療保険会社大手米アエトナに買収された。2013年6月現在、アプリケーションは約800万ダウンロードされている。

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