米フェイスブックは、リアルな友人関係をネット上で実現する「実名制」のソーシャルネットワーキングサービス「Facebook」を提供している。ユーザーは友達を相互に承認することで登録できる。

 米フェイスブックは、リアルな友人関係をネット上で実現する「実名制」のソーシャルネットワーキングサービス「Facebook」を提供している。ユーザーは友達を相互に承認することで登録できる。

 テキスト、写真、ウェブページなどをタイムライン上で共有し、共感を得た投稿に「いいね」のボタンを押すことでネットワークが広がっていく。全世界のアクティブユーザー数は2012年末現在で10億6000万人となっている。

 米グーグルと同様に、ユーザーのプロファイルに応じて表示する広告を変えている。分析のベースとなるのが、ユーザーが入力したプロファイルや各種情報、「いいね」ボタンを押したページ、参加しているグループ、友人として登録した人とのつながりなどだ。ユーザーが好みそうな商品やサイトを予測して、広告を表示する。ページには「いいね」をつけている友人のリストも表示することで、レコメンドの効果アップを狙っている。

 2013年1月には、話し言葉で友人の情報を検索できる「Graph Search」の試験を開始した。自然言語の解析技術を利用して「友達がチェックインしたことがあるレストラン」といった検索ができる。

 フェイスブックにはこれまでに2190億枚の写真(2012年末現在)がアップロードされており、世界最大の写真共有サイトであると言える。2012年には有力なiPhone写真アプリ「Instagram」を提供する米インスタグラムを買収するなど、写真の重要度を上げている。

 写真の顔認識機能では、登録している友人の情報と画像の解析技術を利用して、「この人ではないですか?」とのタグ付けを提案する。それぞれのユーザーのタイムラインに表示する情報は関係の濃淡を反映させており、写真のタグもこの相互関係の判断に用いている。

 例えば、一緒に写っている頻度が高い人同士や、自分が写った写真をアップロードした人とは関係が強いと判断。一緒に写っているが「友達登録」をしていない人には、登録のレコメンドをする。

 米国の一部捜査機関は、指名手配犯の捜索にFacebookのこうした写真関連機能を活用しているとされている。Facebookの情報は、一般的なウェブ広告に比べ、クチコミで拡散しやすい。こうした拡散力は、「アラブの春」の運動を広げたような非商業的な用途で証明された。

 商業利用ではユーザーから「プライバシー侵害」との指摘を受けることがある。

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