米23アンドミーは個人が自分自身の遺伝子情報を安価に調べられるサービスを提供している。2012年には、顧客から集めた情報のうち許諾を得たものを匿名化したうえでオープンデータとして公開。サードパーティがその情報を利用したサービスを開発することで、遺伝子情報に関心を持つ潜在顧客を増やす狙いがある。

 米23アンドミーは個人が自分自身の遺伝子情報を安価に調べられるサービスを提供している。2012年には、顧客から集めた情報のうち許諾を得たものを匿名化したうえでオープンデータとして公開。サードパーティがその情報を利用したサービスを開発することで、遺伝子情報に関心を持つ潜在顧客を増やす狙いがある。

 顧客は専用キットを99ドルで購入し、唾液を採取して23アンドミーに送付する。遺伝子情報を分析して疾患リスクなど245の項目について判定し、結果をその顧客専用のWebサイトに表示する。将来、がんや糖尿病にかかる可能性の高さや、抗がん剤投与に対する副作用リスクなどが分かる。

 顧客の許諾を得て公開する情報は顧客情報、遺伝子情報、家系情報、健康情報などである。20万人以上の顧客が情報提供に同意している。情報はWebのAPIから取得でき、サードパーティがWebアプリケーションなどを開発できる。ただしサードパーティが利用できるのも、個々の顧客が許諾したデータに限られる。

 このほか顧客が自分のDNA情報と近いユーザーを検索し、許諾が得られた相手とSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で交流する機能を提供している。近いDNAのユーザーが登録されたら、通知を得る機能もある。

 23アンドミーの名称は、人のゲノムを構成している23対の染色体に由来しており、米グーグルの出資を受けている。グーグルの共同創業者であるセルゲイ・ブリンの妻であるアン・ウォジツキ氏が経営者となっている。

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