大和ハウス工業は戸建て住宅の購入を検討している顧客を対象に、地震発生確率と予測震度を判定する地震危険度評価ツール「ココゆれ」を提供している。

 大和ハウス工業は戸建て住宅の購入を検討している顧客を対象に、地震発生確率と予測震度を判定する地震危険度評価ツール「ココゆれ」を提供している。

 顧客が住宅の購入や建築を予定する都道府県、市町村、町丁目、番地の情報を入力し、5~50年(5年単位)での地震の発生確率を表示する。確率は「震度5弱以上」「震度5強以上」「震度6弱以上」「震度6強以上」の4段階で表示する。

オープンデータを多段で活用

 算出に用いているデータのソースは、独立行政法人の防災科学技術研究所が開発した「地震ハザードステーション J―SHIS」のデータベースである。地震ハザードステーション J―SHISは、文部科学省・地震調査研究推進本部が作成した「全国地震動予測地図 2010年版」のデータを基に、広く利用しやすいようにしたWebシステムである。

 つまり今回の取り組みは、地震調査研究推進本部→防災科学技術研究所→大和ハウス工業という流れで、公開データをそれぞれの事情に応じて改良・多段活用した例である。オープンソースのソフトウエアでもこうした多段活用のケースは多く、元の公開者が思いもよらない機能がサービスの開発につながることがあった。オープンデータの国内での活用においても、そうした事例が出てきたと言える。

 大和ハウス工業は顧客が土地を購入する際の参考にしてもらうほか、同社の戸建て住宅で採用している耐震技術の売り込みにも生かしていく考えだ。

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