ソフトバンクホークスは2010年からチームの戦力強化にビッグデータ分析を活用している。日本IBMのBI(ビジネスインテリジェンス)ソフト「Cognos」を採用。選手の出塁率や長打率などの指標を蓄積し分析、チーム編成の参考にしている。投手の分析には「DIPS(Defense Independent Pitching Statistics)」と呼ぶ、守備のエラーによる得点などの影響を排除した指標を用いている。例えば、与四球、奪三振、被本塁打といった項目に絞る。

 ソフトバンクホークスは2010年からチームの戦力強化にビッグデータ分析を活用している。日本IBMのBI(ビジネスインテリジェンス)ソフト「Cognos」を採用。選手の出塁率や長打率などの指標を蓄積し分析、チーム編成の参考にしている。投手の分析には「DIPS(Defense Independent Pitching Statistics)」と呼ぶ、守備のエラーによる得点などの影響を排除した指標を用いている。例えば、与四球、奪三振、被本塁打といった項目に絞る。

 選手と対戦相手の投手との相性や、屋内外や昼夜での成績の違いなども算出している。選手の日々の戦績はもちろん、年俸の査定のために選手の実績を比較できる。さらに各チームの有力選手について移籍が可能になるフリーエージェント権を何年後に行使できるようになるのかといった情報も管理する。

 ちなみに、データや統計解析に基づいた野球の戦略立案は、「セイバーメトリクス」と呼ばれる。これは米野球学会の略称であるSABR(Society for American Baseball Research、セイバー)に「メトリクス(評価基準)」という言葉をつなげたものだ。

 データを活用することでチームの状況をより客観的に評価できる。例えば、2012年のシーズンはチームから多くの投手が抜けたが、データで分析すると投手力は2011年のシーズンと同等という結果が出た。その一方で、高いと思われていた得点力がチーム全体としては低いことが分かった。そこで打力のある外人選手を補強するという判断をした。

 分析チームは約10人。データ分析、システム担当、スコアラーなどで構成する。このほかセイバーメトリクスの運用について専門家と年間契約している。

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