駐車場の「タイムズ24」やカーシェアリング/レンタカー事業を手がけるパーク24は、運営する駐車場の利用データや会員データ、車両データなどを統合的に管理するシステムを活用している。

 TONIC(Times Online Network & Information Center、トニック)と呼ぶシステムを導入。1日約150万回の入出庫や約420万人の会員、約3万台の車両データ、1万2000カ所にある駐車場の経理データなどを収集・管理している。

 駐車場ごとの損益計算書を月初に算出するのに活用する。実際に現地で集金するデータを使うと、駐車場ごとに集金のタイミングが異なるため、月初に前月の損益計算書を作成するのが難しい。そこでTONICを活用し全国一斉に、集金を終える前に駐車場ごとの損益を把握する。

 全国に約1万2000カ所ある駐車場の営業実績をリアルタイムに把握し、問題がある場合は素早く対策を講じるのが目的だ。データから「駐車場Aの立地は悪くないのに他に比べて売り上げが少ない」といったことを見いだして、どのような課題があるのかを検討する。また、カーシェアリングの利用状況が思わしくなければ、扱い車種を変えるなど早期の対策につなげる。

 TONICで収集するデータは、新たな駐車場を開発する際の候補地選びにも活用する。候補地を地図にマッピングして、近隣の自社駐車場の売り上げを参考にしたり、担当者からエリアの状況をヒアリングしたりといった作業がスムーズにできる。

 加えて、TONICは貸し出している車両から、ドアロックや開閉、走行距離などの情報を取得している。車内の端末で利用時間を延長することもできる。現在地に近い自社駐車場の一覧や、満空情報も提供する。

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