2012年2月に開通した「東京港臨海道路」の東京ゲートブリッジは、橋の鋼材のひずみなどを検知するためのセンサーを設置している。リアルタイムに橋の劣化状況を監視し、安全管理や保守コストの削減に生かす。

 2012年2月に開通した「東京港臨海道路」の東京ゲートブリッジは、橋の鋼材のひずみなどを検知するためのセンサーを設置している。リアルタイムに橋の劣化状況を監視し、安全管理や保守コストの削減に生かす。

 全長2.9キロメートルの東京ゲートブリッジに設置したひずみを検知するためのセンサーは全部で14個。このほか加速度計、変位計、温度計をあわせて合計48個のセンサーが取り付けられている。

 48個のセンサーは1秒間に約2800のデータを測定しており、ひずみのほか、振動、傾斜、移動といったデータを取得できる。データは遠隔にあるサーバーに蓄積しており、分析することで橋を通過する車の重さや台数が分かる。それに伴う鋼材への金属疲労の蓄積度合い、車種の推定による大型車両のトラフィック状況、といったことが把握できるようになる。

 また、いつごろ橋にメンテナンスを施せばいいかといった見通しを立てられるようになる。人手に頼っていた点検の作業を大幅に効率化したり、点検漏れを防止したりといったメリットがある。

 地震などの災害時においても、センサーを使う利点がある。部材に加わったひずみの記録を使えば、地震の影響をすぐに調査・検討することができる。車両が橋を通行できるかどうかといった判断や、その後の復旧作業をどのように進めればいいか、いつごろまで時間がかかるかといったことを精緻に検討することが可能になる。

 これらの仕組みはNTTデータの橋梁(きょうりょう)モニタリングシステム「BRIMOS」を導入して実現した。

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