大手タクシー会社の日本交通グループは、顧客がスマートフォンからタクシーの配車を依頼できるサービス「全国タクシー配車」を提供している。

 大手タクシー会社の日本交通グループは、顧客がスマートフォンからタクシーの配車を依頼できるサービス「全国タクシー配車」を提供している。

 顧客はスマホに配車用のアプリをインストール。スマホのGPS(全地球測位システム)によって、顧客の現在地データを送信。その位置データを利用して、顧客の近隣で迎車が可能な車両とその事業者を割り出して顧客に提示する。顧客は提示された車両と事業者の中から、好みのものを選択する。到着までの目安の時間も提示される。

 全国タクシー配車は、日本交通が2011年1月に構築した配車システムがベースとなっている。都内の顧客から出張先でも使えないかという問い合わせがあったり、地方のタクシー会社でも同様のシステムを開発したいという声が上がったりしていた。

 そこで、日本交通が開発したスマホアプリ「日本交通タクシー配車」をベースに、日本マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure」に搭載。全国のタクシー会社とサービスや配車のデータをやり取りできるようにした。加盟するタクシー会社が増えても、能力の増強が容易だ。

 2011年末にサービスを開始しており、2013年5月時点で、44都道府県92グループと提携し、約1万8600台のタクシーが対象となっている。

 日本交通などタクシー会社にとっては、顧客との電話応対やシステムへのデータ入力といった手間が省ける。

 日本交通単体では、2013年3月時点でタクシー配車アプリ経由の売り上げが10億円を超えた。