ブリヂストンは2012年9月、超大型タイヤ用維持管理システム「B-TAG」を発売した。鉱山や建設現場で利用される車両向けのラジアルタイヤ(ORR)に取り付けたセンサーから情報を収集し、タイヤの状況を運行管理者に送信する。故障予防などのメリットを通じて顧客満足度を高め、最大手のシェアをさらに拡大する狙いだ。

 ブリヂストンは2012年9月、超大型タイヤ用維持管理システム「B-TAG」を発売した。鉱山や建設現場で利用される車両向けのラジアルタイヤ(ORR)に取り付けたセンサーから情報を収集し、タイヤの状況を運行管理者に送信する。故障予防などのメリットを通じて顧客満足度を高め、最大手のシェアをさらに拡大する狙いだ。

 タイヤ内側に圧力・温度センサーを装着。通信機器を使ってセンサーの測定データを収集し、運行管理者や運転手にリアルタイムで送信する。安全性の向上やメンテナンスの改善などのメリットが期待できる。

センサーデータから異常を検出

 例えば、センサーの測定データから異常な空気圧や温度を検出すると警告を発し、故障前に手を打つといった使い方が可能。履歴を分析することで、適切なタイミングでタイヤを交換することもできる。タイヤの温度は荷重や走行速度、連続走行時間などが要因で上昇し、限界を超えると故障につながるオーバーヒートを招く。B-TAGは、オーバーヒートしないぎりぎりの速度の算出にも役立てられる。これらは車両の稼働率、ひいては現場の生産量アップに結びつく。

 B-TAGが管理対象とするタイヤは直径4メートルと超大型で、価格も1本500万円程度するものがほとんど。大規模鉱山で消費される超大型タイヤは年間1000本以上。タイヤの寿命を延ばし、トラックの稼働率を高められるというB-TAGの効果を売り込み、納入シェア拡大を図る。

 同社は2013年より世界各地でB-TAGサポート拠点を立ち上げ、超大型タイヤとセットでの販売を強化している。今後、取得した稼働履歴情報などを分析し、ソリューション事業や顧客に合わせたタイヤ製造などにも拡大させる計画だ。

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