東邦銀行は2013年4月、金融機関の管理業務に特化した新しいリスク管理システムを導入した。これまで各支店が個別に保持していた業務システムをデータベースで一元管理し、相関分析、データマイニング、改善策検証を可能にするものだ。

 東邦銀行は2013年4月、金融機関の管理業務に特化した新しいリスク管理システムを導入した。これまで各支店が個別に保持していた業務システムをデータベースで一元管理し、相関分析、データマイニング、改善策検証を可能にするものだ。

 金融機関の事務の集中化や新しい業務などの中に潜むリスクをはじめ、苦情や事務事故といった顕在化したリスクを多角的に分析し、再発防止に役立てるのが狙い。

 リスク管理システムのデータ源となる業務は、事務事故管理、苦情管理、反社会的取引対応、外部不正監視、内部不正監視、AML(アンチマネーロンダリング)、自店検査管理、事務量管理の9種類である。

 分析や検証結果を可視化し、各管理業務の類似のリスク事象の発生抑止とプロセスの改善に役立てる。例えば「マネーロンダリング」が疑われる取引について、各支店から収集されたAMLのデータを分析することで、その発見精度や確率を向上させることができる。また、顧客からの苦情や人的ミスによる事務事故の情報も一元的に収集して分析すれば、顧客対応の効率化と再発防止対策を迅速に講じられる。

 東邦銀行では、このリスク管理システムを2段階に分けて導入する計画だ。第1段階は2013年4月より苦情管理など3種類のデータ収集でシステムを立ち上げる。第2段階は2013年10月で、6種類のデータ収集を加える予定である。

 同リスク管理システムは日立ソリューションズと共同開発した。

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