オリックス自動車は企業向けテレマティクスサービス「e-テレマ」を提供している。自動車に情報通信機能を搭載して走行データを収集し、安全運行などに役立てるもの。専用の車載端末を介して運転時間や走行距離、加速度や減速度、アイドリング時間、燃料情報、車両位置などをサーバーに収集。運転の効率性を分析してリポートにまとめると共に、燃料消費や二酸化炭素(CO2)排出量の削減提案に活用する。

 環境への配慮から営業車両にハイブリッドカーや電気自動車を導入する企業が増えている。しかし、急加速や急減速など、運転の仕方によってはエコカーの導入効果を十分に引き出し切れないケースもある。

 こうした課題を解決するため、e-テレマでは走行データを基に運転の傾向や危険挙動の回数を可視化したり、営業車両ごとの燃料消費量やCO2排出量を分析したりする。専用車載端末を使って詳細な走行データを収集することで、ガソリン車からエコカーに切り替えた際の燃料費の低減効果を、実燃費に近い正確な値でシミュレーションすることも可能になる。

 オリックス自動車は、分析やシミュレーションの結果に基づいたコンサルティングサービスも提供する。例えば、従来より燃費性能の高い車種への入れ替えによる燃料費の削減や、低燃費な運転方法の実践を促すためのドライバー指導などを提案する。

 同社はこれまでも、自社のリースサービス利用企業向けに同種のサービスを提供していた。環境意識の高まりを受けて、リースサービスの利用企業以外にもサービスの提供対象を拡大した格好。

 料金は自動車1台当たり、専用車載端末の取り付け費用が3150円、1カ月当たりの利用料が3150円。オリックス自動車は、営業車両の運行情報をモニタリングして燃費改善やCO2低減を目指す企業のニーズを取り込む。

 2013年6月時点で約1000社の利用があり、2015年に2000社まで拡大することを目指す。

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