大垣共立銀行は2013年2月、すべてのATM(現金自動預け払い機)を対象にした新サービスを始めた。顧客が自らATMの操作画面をカスタマイズして、一人ひとりの取り引き状況に適したオリジナル画面を作成できるようにするものだ。

 大垣共立銀のATM「パパット」は、個々の顧客にとってのATMの使い勝手を高める一方で、同社側のメリットも追求したものになっている。具体的には、顧客の取り引き状況などを分析した結果に基づき、それぞれの顧客に適した商品やサービス、キャンペーンの案内を表示できるようにした。

 顧客の年齢や性別、資産状況、取り引き状況を横断的に分析。その内容に応じて、自動車ローンの金利引き下げキャンペーンをはじめとする各種案内をATMの画面に表示する。案内は操作メニューの画面だけでなく、預金の預け入れや引き出しなどATMを操作した後に生じる勘定系システムとの通信中の画面にも表示する。

 Webベースのソフトを用いて構築しており、複数のシステムと柔軟に連携できる特徴がある。具体的には、複数のアプリケーション/サービスを連携させるSOA(サービス指向アーキテクチャ)基盤により、ATMと勘定系システムだけでなくCRM(顧客関係管理)システムとも連携する。

 ATM向けのソフトには沖電気工業の「UNISONATM+」を採用。システム連携基盤にはNECの「WebOTX Enterprise Service Bus」を利用した。