金融サービスを中心にさまざまな事業を展開するSBIホールディングスは2012年8月、グループ横断型の新組織を発足した。名称は「ビッグデータ室」。グループ企業のサービス拡充や集客に向けて、社外にあるビッグデータの活用に本腰を入れる。

請求情報を一括管理

 活用するのは、グループ会社イー・アドバイザーが提供する個人用の資産管理サービス「MoneyLook」のデータ。MoneyLookは、銀行の残高や保有する証券の時価など各種金融サービスの口座情報はもちろん、クレジットカードの利用額や携帯電話料金をはじめとする請求情報を一括で管理できる。管理対象に加えられるのはSBI証券などグループ会社だけにとどまらず、競合を含め700以上。ユーザー数は2013年初めの時点で約70万人を数える。

 SBIホールディングスはイー・アドバイザーから、統計処理をするなど個人を特定できない形でMoneyLookのデータを得て、グループの金融機関と競合の利用比率や利用頻度を把握。グループ企業の広告を優先的に配信したり、見込み顧客の傾向発掘に役立てたい考え。

 なお、イー・アドバイザーはMoneyLookの利用規約で、ユーザーのデータを統計処理するなど「個人を特定できない方法にて利用し、第三者に提供することができるものとする」としている。

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