あいおいニッセイ同和損害保険は、顧客のクルマの走行距離に応じて保険料が決まる自動車保険「PAYD(ペイド)」を提供している。対応端末を搭載したクルマから情報を取得して、毎月の保険料を算出する。走行距離の少ない顧客に対して保険料を割り引くことで、公平感を高める狙いがある。

 PAYDはPay As You Driveの略で、米国などで先行事例がある。トヨタ自動車のテレマティクスサービスの「G-BOOK」に対応しており、毎月の走行距離に応じて、翌々月の保険料が決まる。顧客のG-BOOKのディスプレーに、走行距離や保険料などの情報を表示する。

 保険料は基本部分と走行分から成り、走行分に応じて変動する。毎月約700キロメートルの走行を標準としており、ほどんど走行しない場合は約2割引、約350キロメートルの場合は約1割引となる。逆に1400キロメートル走行すると、約2割保険料が高くなる。

 PAYDの契約はG-BOOKを搭載しているクルマであることが条件。走行データが取得できなくなったり、G-BOOKが長期にわたって故障している場合は、通常の自動車保険に切り替わる。

 2013年5月現在、PAYDが保険料算定に使っているのは走行距離だけである。一方でテレマティクスサービスを利用することで、急ブレーキの履歴などから運転のあらさや、燃料消費量からエコ度などの情報も取得できる。

 今後、保険会社や自動車メーカーなどからこうした複数の尺度を考慮した、自動車保険や各種の安全支援サービスが提供されていく可能性が高い。

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