ビックカメラは顧客の位置情報や購入履歴、天候に応じてクーポンを発行するサービスの実証実験を行った。顧客の置かれた状況に応じたレコメンドが、購買行動に結びつくのか見極める狙いがある。

 2012年11月から2013年1月まで、「ビック・スマートクーポン」の試験サービスを東京・池袋の池袋本店、池袋本店パソコン館、池袋西口店の3店舗で行った。

 レコメンドの種類は購入時ポイントの付与率をアップする3パターンを用意した。1つめの位置情報を使うケースは、店舗に近い特定のエリアに5分以上滞在している顧客に対して発券。これによって、購入予定の商品や消耗品がある顧客を店舗に誘導する。

 2つめの購入履歴を使うケースは、買い時を狙ってレコメンドする。例えば、プリンターを買った顧客には、インクの残量がなくなるタイミングでクーポンを発券。消耗品や製品の買い替え時期を見計らって発券する。

 3つめの天候データは、気候に応じたクーポン発券に利用する。例えば、翌日に雨が降る確率が高い場合、ポイント付与率を3%アップする「雨の日限定クーポン」を発券するといった具合だ。一般に人出が少なくなる雨天時に来店を促す。

 クーポンはAndroid搭載スマートフォンのアプリで発券する。「対象商品を購入すると、通常のポイントに3%プラスしたポイントを還元します」といった内容の文言を掲載している。

 サービスに必要なシステムの開発、提供は野村総合研究所が担当した。

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