イオンはネット通販サイトを刷新して、実店舗と連携する「O2O(オンライン・ツー・オフライン、オーツーオーと読む)」の仕組みを導入し、顧客行動の分析によるマーケティングを強化している。

 2013年3月、Yahoo! Japanのトップページにイオンの展開する各種キャンペーンへの参加をうながすバーコードを掲示した。バーコードをスマートフォンに取り込んで、イオン店頭にあるクーポン発券機「ハッピーゲート」にかざすことで特典クーポンを受け取るという仕組みだ。

 2013年6月から順次、イオンモールなどのショッピングセンターに、ソフトバンクテレコムが無線LANのアクセスポイントの設置を始めている。無料でインターネット接続が可能なサービスを提供し、スマホで接続すると電子クーポンや広告をプッシュ配信するというものだ。2013年度上期中にはスマホアプリを提供し、顧客の来店時にポイントを付与したり、イベントを案内したりする実験を始める。

 顧客がどの店で何時にクーポンを取得したのか、レジでどのクーポンを使ったのか、同時に何を購入したのかといったデータを蓄積。こうしたデータをPOS(販売時点情報管理)やイオンの電子マネー「WAON」のデータとあわせて分析することで、より効果的な販促手法を検討する。

 こうした取り組みに先立つ2012年9月、ネット通販サイトの「イオンモールオンライン」を開設。新しいポイント制度「ネットWAONポイント」を始めた。購買金額に応じて付与するポイントは、イオンモールオンラインのほか、電子マネーのWAONに交換したうえで、イオンなどWAONに加盟する実店舗で利用できる。

 ネット通販で貯めたポイントを、イオンなどの実店舗で利用可能にするもので、顧客のそれぞれのチャネルの購買履歴を結びつけてマーケティングなどに生かしていく。

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