※日経ビッグデータ2016年12月14日付の記事を再構成

更新・共有・引き継ぎが楽なExcelファイルの作成法を学ぶ連載の第3回は、「参照」の考え方と、参照方法を工夫した関数の実例を紹介する。他の人がファイルを引き継いで作り替えていく際、この参照の仕方を誤っているとファイルを壊してしまうこともあり得る。

 関数と聞くだけで「私はできないです」という人も多いが、そのときに必要なものを少しずつ覚えていけばよい。例えば、関数の本を1ページ目からすべて試してみようとすると、大抵の人が途中でやめてしまう。それは、自分が使う可能性が低い関数が続いてしまうと、理解がしづらく、やっぱり覚えられないとなるからだ。

 関数の本で勉強する時のコツは、目次を確認して、その中で自分が気になったものをまずは試すこと。そうすることで、理解ができ、また自信にもつながる。関数は難しいと諦めないで、気になる関数を試してみよう。

 では、ここからは関数を使う上で最も重要となる、絶対参照、相対参照、複合参照を理解することから始めよう。他の人のファイルを引き継いで作り替えていく際、この参照の仕方を誤っているとファイルを壊してしまうこともあり得る。

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