
- 全9回
ビジネスのアイデア発想法(2)
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- 第1回
- 2018.07.19
ちょっとした工夫で大きな成果を得る発想逆転法 実際に新しい発想で商品やサービスを開発した多くの企業事例を紹介する。取材の結果、成功するための4つのパターンが見えてきた。いずれも常識の枠にとらわれず、今までにない行動を起こすことで、従来では開拓できなかったユーザー層にアピールできるようになった。そこにあるのは最新のテクノロジーを活用するといった考え方ではなく、ちょっとした発想の転換である。技術の革新ではなく、考え方の革新といえるだろう。 -
- 第2回
- 2018.08.17
NECが新素材で市場開拓へ、“漆ブラック”のバイオプラスチック NECは、漆器のような黒を実現したバイオプラスチックを、京都工芸繊維大学や漆芸家の下出祐太郎氏と共同開発。商品化へ動き出した。漆器が持つ独特な漆黒の光学特性を詳細に分析し、草や木など非食用植物を原料にしたセルロース樹脂に光の反射や着色性を調整する添加剤を配合。漆黒に近いレベルの光沢を備える素材を実現したという。 -
- 第3回
- 2018.08.20
パナソニック、ベッドが分離して車椅子に 介護者の負担も削減 介護事業を展開するパナソニック エイジフリーは2017年1月、離床アシストロボット「リショーネPlus」を発売した。要介護度の高い高齢者向けに開発した、車椅子にもなる電動の介護ベッドだ。ロボット技術を応用しており、ベッドの半分が分離して、そのまま車椅子に変形する。介護者が1人だけでも車椅子に移乗させることができ、寝たきりになりがちな高齢者の離床の促進にもつながると期待されている。 -
- 第4回
- 2018.08.21
カルビーフルグラ、同じ商品でも訴求ポイントの変更で新市場開拓 さまざまな穀物やドライフルーツをミックスしたカルビーの「フルグラ」シリーズは、食物繊維や鉄分などを豊富に含む、栄養価に優れた朝食シリアル。そのフルグラシリーズから、従来の中容量サイズ(350~380g)よりもさらに小容量の「180gフルグラ」と「170gフルグラ黒豆きなこ味」が、東北や関東・甲信越のスーパーマーケットなど(コンビニエンスストアを除く)で発売された。一見すると同じパッケージで、単にサイズを変えた商品のようにも見える。しかし、これがシニア世代も狙った商品なのだ。 -
- 第5回
- 2018.08.28
サントリーの研究所、デザイン思考を空間設計に反映 サントリーグループは、京都府精華町に約100億円を投じて開設した研究拠点「サントリー ワールド リサーチセンター」のコンセプト作りにおいて、デザイン思考の手法を生かしたことを明らかにした。グループの基盤研究を行う拠点として研究員が新しい発想を生み出し、研究の質を向上させることが狙い。 -
- 第6回
- 2018.09.20
ソニー発ベンチャー、外部の音を遮断しないイヤホン開発秘話 ソニー発ベンチャーのambie(アンビー)は、耳たぶに挟む形で装着し、音楽などを楽しみながら、外部からの音も聞ける新形状のイヤホン「ambie sound earcuffs(アンビー サウンド イヤカフ)」を2017年2月9日に発売。初回ロットは完売するなど、好調な滑り出しを見せた。 -
- 第7回
- 2018.10.01
アップル社と共同開発 アプリ連動型スマート補聴器のすごい実力 ジーエヌ リサウンド ジャパンの「リサウンド・リンクス2」は、スマートフォンと連動することで真価を発揮する“スマート補聴器”と呼べる製品だ。米アップル社との技術協力で開発した同製品は、新しい体験を提供することに成功した。 -
- 第8回
- 2018.10.15
オーナーの気持ちに訴える、ダイハツ工業のコペンファクトリー 「完成したクルマを売ってしまえばそれで終わり、という従来のクルマのビジネスモデルはコペンには相応しくない」。ダイハツ工業の軽オープンカー「コペン」の生産工場「コペンファクトリー」には、工場オープン後1年間あまりで約2500人が来場。コンセプトは「身近で、つながる工場」だ。 -
- 第9回
- 2018.10.16
製造業に夢を与える「見せ方」を工夫、安川電機みらい館 安川電機の本社工場内にある「安川電機みらい館」。サーボモーターや産業用ロボットでマーケットシェアが世界一の同社が、創立100周年事業の一環として完成させた施設だが、連日のように予約が埋まるほどの人気ぶりだ。