炎上の原因は、コンテクストを根本的に読み間違えたことにある。深夜番組などを引き合いにサントリーを擁護する意見も一部にはあるが、深夜番組は、子どもも寝ている時間帯ゆえにお色気番組が許されるという前提共有が広くなされているからこそ成立するのであり、そうした約束が醸成されていないところへ唐突にAVもどきの動画を持ち込めば、批判の声が上がるのは当然だ。

 広告クリエイターは本来、こうした文脈、空気読みに長けているプロ集団のはずだが、最近では一部で、文脈を読む力が衰えてきたのかもしれない。

参考になる本
ネット広告の炎上を防ぐには「文脈の理解」が不可欠(画像)
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『顧客体験の教科書』
ジョン・グッドマン著、畑中伸介訳
東洋経済新報社 2600円
顧客対応をきっかけにサービスを展開し、顧客からの信頼を勝ち得ることで、その後の好循環を得るという「顧客サービスの戦略構築」を提唱。多くの事例とデータを基に、何をすべきかという具体的な取り組みを解説する。文脈重視は言わずもがなである。日本の読者に向けての訳者による充実した解説が付いている。